桜  ~巣立つ子どもたち 迎える子どもたち~

さくら ブログ

 春休み、いつも子どもたちと歩く川辺は満開の桜です。春休み中の時間外保育にやってきた子どもたちは、「桜のトンネルだ~!」と、大喜びしていました。

毎年、園児が入園するときに、一人ひとりのマークを決めます。その子どもの生まれた季節や様々なことに思いを馳せながら考えて決めます。そのマークを、その子どもが毎日使う棚や持ち物に付けます。そのマークを見るだけでその子の姿が浮かび上がってくるほど、一つひとつのマークには愛着が育ちます。

今、子どもたちもいなくなった静かな保育室に一人残り、卒園した子どもたちのマークを見ていると、一つひとつのマークが語りかけてくるような気持ちになります。一人ひとりのいろんな姿や言葉が浮かび上がります。元気な声さえ聞こえてきそうです。さあ、この愛おしいマークともお別れです。新しい子どもたちのマークに貼り替えます。毎年、この春の気持ちが私の胸いっぱいに広がります。

保育室をあとにして家に帰る道々、満開の桜の花が目に入ります。春の想いを抱える私に祝福を送ってくれているようで、晴れ晴れとした気持ちになりました。桜よ、毎年こんなに美しく咲いてくれて、ありがとう。

さて、春休みの子どもたちは、今頃何をしているのかなあ。

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